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【ドラマ『流星の絆』1話あらすじ・レビュー】アリアケ3兄妹は時効までに両親殺しの犯人を見つけられるのか?

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2008年10月17日〜12月19日の金曜22:00よりTBSで放送していたドラマ『流星の絆』。
東野圭吾原作、二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香が主人公の3兄妹を演じ、両親殺しの犯人を探すミステリー。
この作品の1話のあらすじ・レビューを書いた記事です。

あらすじ

横須賀で「アリアケ」という洋食屋を営んでいた両親のもと、屈託なく育った幼少期の有明功一、泰輔、静奈。

1993年の11月。獅子座流星群が見られるという夜。
親に内緒で家を抜け出し、流星群を見に行った功一ら3兄妹。
途中まで雨が降っていたのに、流星群がピークのときには雨は止み、雲も晴れて無事流れ星を見ることができた。

家に着き、自転車を裏に置こうとしたときに何者かが勝手口から出てくるのを目撃した泰輔。
一方、親に見つからないようにこっそり家に入る功一は、両親が何者かに刺され殺されていたのを見てしまう。

それから15年。
両親が亡くなったあとに3兄妹が入った施設の園長だった林譲二(尾美としのり)。彼が店主を務めるカレー店「ジョージクルーニー」に住み込みで働いている功一(二宮和也)。
兄とは別に、泰輔(錦戸亮)と静奈(戸田恵梨香)は2人暮らしをしながら、なんとか生きてきた。

そんな中、両親の事件が時効間際なこともあり、当時捜査していた刑事の柏原康孝(三浦友和)が功一のもとを訪ねてくる。
泰輔と静奈の様子を聞かれ、警察を信用していない功一は咄嗟に彼らとは連絡を取っていないと嘘をつく。

その頃、静奈は30万円かかる通販講座で資格を取得すればエステティシャンになれるとスカウトされる。上司や同僚との関係に悩んでいたこともあり、仕事を辞め、それに賭けることにする。
しかし、実際に届いたのは偽物の教材で、声を掛けてきた女とは連絡が取れなくなっていた。

静奈が詐欺に遭ったと知った功一は、執念で詐欺師の女を特定する。しかし直接お金を取り返すのは難しい。ただ女は騙し取った金をホストに貢いでいた。それを知った功一は、そのホストから騙された30万円を取り返そうと計画。

女が肩入れしているホスト・西郷一矢(杉浦太陽)の店に泰輔を送り込み、一矢が静奈に惚れるよう工作するが……。

レビュー

両親殺しの犯人を見つけ復讐を果たしたいという3兄妹の重めの主目的とは対照的に、彼らが犯す犯罪(詐欺)をとてもポップに描いているのが特徴。

詐欺師に騙された金をその女が貢いでいるホストから騙し取ろうとするシーンは、劇中劇になっている。しかもちゃんと「カナダからの手紙」というタイトルまでついていた。

その字面を見るとあの歌しか浮かばないんだけど(笑)。
劇中劇では、静奈をホストの一矢に惚れさせ、彼女は「体が弱いから東京の空気が合わずカナダへ行く」と言い出す。現地でバイトをして30万円が貯まったら大好きな刺繍の学校へ行く……という別れの「カナダからの手紙」で彼を同情させて金を騙し取る。
しかも、一矢が好きな少女漫画の登場人物そっくりに、静奈にロリータコーデをさせて、うさぎを飼っているいかにも“かわいい”キャラに仕立てている演出がニクい。

あとカレー店が「ジョージクルーニー」で泰輔が働くDVD店が「トミリージョージ」とか店名がいちいち気になる。
カレー店に来ているのにハヤシライスにこだわりすぎる戸神行成(要潤)とか。
カレーにチョコレートはマストだと力説する柏原とか。

そんな細部ばかりが気になって、本題の両親殺しの犯人探しがどこかへ行ってしまいそうなんだけど、物語ははじまったばかり。
ここから功一たちは真犯人の情報をどう集めていくのだろうか。

作品概要

タイトル:『流星の絆』
放送日:2008年10月17日〜12月19日
放送時間:22:00〜22:54
放送局:TBS
出演:二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香、要潤、尾美としのり、設楽統(バナナマン)、桐谷健太、杉浦太陽、柄本明、りょう、寺島進、三浦友和
原作:東野圭吾
脚本:宮藤官九郎
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/ryuseinokizuna/

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