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【『くるり~誰が私と恋をした?~』8話あらすじ・レビュー】主人公を支えていたある人物がついていた嘘とは?

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2024年4月9日からTBSで火曜22:00に放送中のドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』。
生見愛瑠が記憶喪失の主人公・緒方まことを演じ、彼女を取り巻く3人の男性との関係性について描いていくラブコメミステリー作品。
この8話のあらすじ・レビューを書いた記事です。

あらすじ

緒方まこと(生見愛瑠)が西公太郎(瀬戸康史)にバスケを教わっている最中に昔、誰かに追いかけられて彼のフラワーショップへ駆け込んだことを突然思い出す。

その記憶で怯えるまことを心配して、一晩、公太郎が彼女を見守る。

その朝、まことの家の前を通った朝日結生(神尾楓珠)は、公太郎がそこから出てきたのを見て、彼を出し抜こうとまことをデートに誘う決意をする。

そして、まことは公太郎と朝日との関係に悩んでいた。

断片的に過去の記憶が蘇りつつあるため、もし完全に思い出したときに、お守りがわりにしている指輪の相手が誰だかわかってしまう。もし、今恋をしてしまって、記憶を取り戻したときに過去と今の恋愛観のギャップを感じてしまうのが怖いと思ったからだ。

平野香絵(丸山礼)に相談すると、それを含めて公太郎も朝日も板垣律(宮世琉弥)も、まことと向き合っているんだから、真剣に応えるべきだと言われてしまう。

そこで直近のデートに誘われた朝日と横浜のアートイベントへ行くことに。

一方、律は公太郎がまことの元カレではないことを確かめるために本人へ探りを入れていた。
しかし、彼女が事故に遭った日に現場の近くで花見をしていたことを公太郎に知られてしまう。
彼女に記憶を取り戻してほしいのか、それともほしくないのかと聞かれると「どっちも」と答える律。

そして、まことと朝日のデート現場を邪魔しに、横浜へ向かうが……。

レビュー

まことの記憶が戻ってほしくない口ぶりをしたり、他にも怪しい言動をしたりする朝日がいたので、彼の優しさは偽物? と思ったら、本物でした。

記憶を失ったまことに対してついていた嘘も、想定できる範囲のお話で。
最終話付近まで、物語の肝(まことの記憶喪失の原因となった人や指輪の相手)である謎に絡んでくるかな……と思っていたけど、8話で脱落となったのが、残念。

となると、怪しげな人物は律だけ。
しかも今回、記憶が戻ってほしいとも、ほしくないとも答えているし。
これまでの彼の言動を追っていると、一方的にまことを追いかけているような存在。まことが誰かから逃げている記憶が断片的に映し出されるけど、もし追っている人物が律だとすると過去に彼女とどんなトラブルがあったのか。
そのあたりが最終話にかけて描かれるのかな?
その点がこれからの展開で楽しみなところ。

前回の話でもそうだけど、個人的によかったなと思ったのが、まことの指輪への執着。
前回で吹っ切れたかと思ったけど、まだお守りにしていた。
でも、師匠でもある杏璃さん(ともさかりえ)が、リングにつけたチェーンを「鎖ではないからね」と言っていたセリフがよくて。

指輪はまことにとって過去の象徴。ここから離れることは、過去のしがらみから抜けることを意味すると思っていた。
だから、最後のシーンで指輪を家に置いていったのを見て、ようやく過去と決別できたんだと感じた。

作品概要

タイトル:『くるり~誰が私と恋をした?~』
放送日:2024年4月9日〜
放送時間:22:00〜22:57
キャスト:生見愛瑠、瀬戸康史、神尾楓珠、宮世琉弥、丸山礼、高野洸、村方乃々佳、肥後克広、ともさかりえ、片平なぎさ、坂井真紀
脚本:吉澤智子
演出:松木彩、大内舞子
主題歌:Da-iCE「I wonder
動画配信:U-NEXTで見る
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/darekoi_tbs/

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