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里中(大森南朋)の登場で、『SPEC』の真相に迫りはじめる<5話のあらすじ・見どころ紹介>

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2010年の秋に放送スタートした『SPEC』は今年で、放送開始から10周年。ということで、引き続き、5話をレビューしてみたいと思います。

SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜

5話のあらすじ

ミショウのもとへ、公安部公安第五課秋元才三課長代理がやってきて、公安の潜入捜査官がこのところ立て続けに5人も亡くなっていることへの捜査依頼が。

ただ、全員まったく違う病死

当麻(戸田恵梨香)が調べたところ、亡くなった潜入捜査官の共通点としてあげられるのが、この1ケ月以内に健康診断を受けているということ。

同じ時期に、瀬文(加瀬亮)は、SIT時代の先輩であり今は、宝石輸入の会社に勤めているという里中(大森南朋)と会うことになった。

その直後、公安のデータベースに瀬文名義でハッキングがあったこと(実は里中の仕業)、里中が潜入捜査官であること、そして里中の娘がジェニファー氏病(架空の病名)という難病にかかったという話を聞く。

そこで当麻は、里中は潜入捜査官でありながら、公安が隠している情報を探る二重スパイであり、誰かが彼のミッションをやめさせるため、病を処方するSPECホルダーを使い、同じミッションを背負った潜入捜査官を殺し、娘に病を処方したのではないかと、推察。

そして、里中が直近で知りたがっていたのは冷泉(田中哲司)の情報だということもわかる。

当麻のハッキング技術で、冷泉の居場所がわかり、ここに里中が来るのではないかと、当麻と瀬文は慌てて、そのマンションへ向かうが……。

人物相関図


5話の人物相関図。

一応、謎の死を遂げた潜入捜査官の真相に迫れというのが当麻たちに課されたお題のように見せかけて、SPECホルダーの存在が実は影ではかなり知られた存在だということを当麻たちがわかってしまう=パンドラの箱を開けた回というのが5話のテーマです。

潜入捜査官の死の理由を追っていたと思ったら、いきなり里中が出てきて、突然ハッキングしてたり、海外の人材を利用して冷泉を誘拐しようとしてたり……。私、恥ずかしながら初見では正直よく汲み取れなかったんですよね。
だから、もしかしたら「よくわからない」と思った人もいるかもしれない5話ですが、とにかく、主人公たちが『SPEC』のストーリーの核に迫りはじめた割と重要な回です。

とはいえ、5話は続きになっていて6話で、潜入捜査官が死んだことと里中の娘・梨花がなぜ難病になったのかが明らかになるので、若干ミステリー要素は残っています。

ちなみに、5話でようやく当麻がなぜギプスをつけているのかニノマエとの因縁とは何なのかというのもわかってきます。

それで、ミステリーというよりは、当麻がニノマエと決着をつけたい、瀬文は志村を助けたい……、それぞれの想いにSPECにまつわる秘密が絡んでくるのが後半戦です。

後半に行くにつれ、さらに話がややこしくなってくる気が……。でも、それがこの物語の魅力だとも思うんですけどね。

今回の指名手配犯ボスター

ミショウの壁に貼ってある裏番組の「金曜ロードショー」の主人公に模した指名手配犯ポスター

今回の指名手配犯の名前は「都合雷人(とあいらいと)」。

ということで、トワイライトが放送していたのですが、第一作の「初恋」と第二作の「ニュームーン」を特別編集した特別版だった様子。

ツボなポイント

海野先生が、美鈴ちゃんを待ちぼうけしている最中に、なぜか、点滴を飲んでたんですよね(驚)。安田さんのアドリブのような気もするのですが(笑)。

あとは、ニノマエのせいで左手がどうにかなる前までの当麻は、女子っぽいネイルもするし、メイクもバッチリ&巻き髪で、ビシッとしたパンツスーツを着ていた!
というのも見逃せません。
今は、ノーメイク、リクルートスーツ風のスーツですが、どういう心境の変化があったのか……!

見ておいたほうがいい動画

里中を演じていた大森南朋さんとのギャップを感じてほしくて、私の家政夫ナギサさん

『SPEC』では元SITで、瀬文でさえ「鬼軍曹」と呼んでいたし、二重スパイだし、ハードな役でしたが、『私の家政夫ナギサさん』では真逆のキャラクター。

それはそれでまた別の魅力を発揮していると思うのでぜひ!

『SPEC』5話の出演者

戸田恵梨香、加瀬亮、竜雷太、有村架純、伊藤毅、井上肇、椎名桔平、神木隆之介、福田沙紀、城田優、安田顕、田中哲司、多田木亮佑、安藤絵美、藤田秀世、大森南朋、西原亜希、堀田悠衣、井原啓介、杉内貴