ドラマ

京都の美味しいものが、折れた心を癒やしてくれる?ドキュメンタリー風のドラマ『ちょこっと京都に住んでみた。』

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

テレビ東京で放送されていたこちらのドラマを視聴。

年末スペシャルドラマ「ちょこっと京都に住んでみた。」|TVO テレビ大阪

仕事を辞めた佳奈(木村文乃)が、母の言いつけで、怪我をした大叔父・大賀茂(近藤正臣)を手助けをするため東京から京都に「ちょこっと」住んでみるお話。

仕事に挫折した女子が小旅行して自分を取り戻す……というありがちな設定ではあるんだけど、これのおもしろいところは、大叔父さんから頼まれたおつかい先のお店の人と佳奈とのコミュニケーションがドキュメンタリー風になっていること。

「京都人しか知らないだろうなー」と思われる習慣やことばを木村文乃さんがバシバシ聞いてくれるので、「なるほどね」と納得。

そして、地元の人しか知らないような食べ物のお店がたくさん登場するので、「京都と言えば!」という関東の人が想像するような典型的な食べ物がほとんど出てこない(と思う。違っていたらすいません……)。

でも、それがどれも美味しそう。

うなぎに、手作りの油揚げに、その場で調合してくれる七味。
香りが決め手のコーヒーに、金継ぎしてくれる骨董品屋さん。
昭和レトロな洋食屋さんに、経木に巻いた鎌餅、ビッグサイズのフルーツサンド。
肉厚なさば寿司に、買ったお酒を軒先で飲める酒屋さん。

そして、私が気になったのは、水。

大叔父さんが、料理に使うために水を汲むよう佳奈に頼むシーンがあって。

水が湧き出ているスポットへ汲みに行くと、そのお水のエピソードを地元の人から聞けたりして、飲んだことないのに美味しそうに見える。

「京都はきれいなお水が出る場所なんです」

なんて話を聞いちゃうと、なぜだか、そのお水を飲んだり、それを使った料理を食べたりすると、体の中にある汚いものが浄化されるんじゃないか……と思っちゃう。

だから、仕事に失敗して心折れた佳奈が癒やされたのかなとも考えてみたり。

そして、画面に映し出される京都の町の空気や生活や食べ物は、見ているこっちも癒やされた。

また、続編やってくれないかしら?
大叔父さんの家に、佳奈が自分用の椅子を買ってくるシーンもあったわけだし。

※ちなみに見ていたら、京都を舞台にした映画『マザーウォーター』を思い出した。これもなぜか癒されるんです。気になる人はぜひ。

『マザーウォーター』は『hulu』で見られます!

※本ページの情報は2020年1月時点のものです。最新の配信状況はhuluサイトにてご確認ください。