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ジルベール(磯村勇斗)のワガママは深い愛情の裏返し!?『きのう何食べた?正月スペシャル2020』

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シロさん(西島秀俊)とケンジ(内野聖陽)のなんてことないけど、ちょっと深い悩みを抱えがちな2人の日常を描いた『きのう何食べた?』が、お正月に帰ってきた!

ドラマ24 きのう何食べた?|主演:西島秀俊・内野聖陽|テレビ東京

今回は、正月スペシャルだけど、舞台はシロさんとケンジの3月、4月、5月を描く。

3月はシロさんが親の老後のお金に悩むお話。
4月はシロさん&ケンジがきっかけで、小日向さん(山本耕史)とジルベール(磯村勇斗)の変わった愛の形が試される。
5月はシロさんが忙しいせいで夕飯当番になった挙げ句、3週間もシロさんと一緒に食事ができないことでストレスがたまったケンジの話。

スペシャルでおもしろかったのは、本編では描かれなかった小日向さんとジルベールカップルのお話。もっと言うとジルベールの謎(仕事とか、超ワガママな性格とか)が解き明かされるところ。

私の中では、なんであんなにジルベールは小日向さんに傍若無人な態度をとるんだろう……と思っていたのだけど、あれが彼の深い愛情だとわかって、腑に落ちた次第。

それが今回は、料理で表現されていたのがグッときた。
(自分のためにスンドゥブチゲを作っていたふりをして、ちゃっかり小日向さんの分まで作っていたの。しかも食べてもらうためにお皿まで用意して)

でも、考えてみれば、『きのう何食べた?』自体が料理を通じて、物語に登場するカップルや家族、友だちとの関係性の深まり方を描いている話だったよね。

小日向&ジルベールのお話を描いたことで、よりシロさん&ケンジの食卓の大切さが理解できるスペシャルドラマでした。
(書いておいて気づいたけど、この2人の“食卓の大切さ”をより強調したかったから、5月の話はシロさんとケンジがなかなか一緒に食事ができない設定にしたのか!)

それにしても、相変わらず永遠と見られそうな癒やされるドラマの雰囲気と内容だった。
だから、シーズンごとにスペシャルドラマやらないかしら?